猫さん迎え入れの準備 フード編

これから毎日あげる ごはん です。
自分たちのごはんの残り物を分けてあげればいいよね、
なんて思っていませんか?
私たち人間と猫さんでは、食事から摂取しなければならない必須栄養素や
その量が異なります。

犬とも大きく異なります。
猫さんに健康で長生きしてもらうためには、毎日の食事は大事です。
飼い主さんにかかっていますから、きちんと猫さんに合ったものを準備して
げましょう。

健康維持のために必要な栄養素

  • カルシウム→チーズ、煮干し
  • 鉄分→生肉、レバー
  • 炭水化物→米、麦
  • タンパク質→肉、魚、乳製品
  • ビタミンA, D
  • ビタミンE
  • ビタミンC→猫は体内で合成できる
  • リン

種類

前述の、猫さんに必要な必須栄養素が必要量摂れるように調整されている
総合栄養食と、それ以外(おやつ、ミルク、サプリメントなど)の補助食
に分けられます。

ドライフード

一般的に「カリカリ」と呼ばれているもので、水分量が10%以下のもの
をいいます。
栄養のバランスもよく、保存がききますし、歯石もつきにくい
とのことですので、ドライフードをメインにするのがお勧めです。
併せて水分も充分に与えましょう。

我が家ではこちらをメインに与えています
ウェットフード

ドライフードと比べるとタンパク質が多く含まれ、水分が多いので
消化がよいのが特徴です。
夏場に食欲が落ちているときや、ちょっと元気がないときなどに
ブースターとして与えるのもよいでしょう。

我が家では、おやつとしてなどご褒美的な扱いであげることが多いです。

やはりおいしいのか、食いつきがいいです

キャットフードの選び方

年齢で選ぶ

キャットフードのパッケージに「仔猫用」「成猫用」「高齢猫用」など対象年齢
が記載表示されていますので、迎え入れる猫さんに合ったものを揃えましょう。

効果で選ぶ
毛玉ケア

猫さんは毎日の毛づくろいで結構な量の毛を飲み込んでいます。
その毛が、便と一緒に排泄されずに胃の中に溜まってしまうと吐きます。
毛玉が溜まりやすい子っているんですよね。
そういう猫さんには、毛玉ケア専用フードを与えましょう。
食物繊維が多く含まれているため、溜まってしまう毛の(便とともに)
スムーズな排出を促します。

肥満対策

外猫さんと比べて室内飼いの猫さんは運動量が少ないのに、
上手におねだりして余分にごはんやおやつをもらうなど、カロリー摂取量
は多くなる傾向にあるので、肥満になりやすいのです。
また、去勢・不妊手術をすると、ホルモンバランスが崩れることにより
カロリー摂取量が増えるので、これまた肥満になりやすいです。
そんな猫さんには、カロリー控えめのダイエット用フードを与えましょう。

お口のケア

猫さんは歯石が付きやすく、そのまま放っておくと歯周病になり、口内炎を
起こし痛みを伴うこともあります。
先代猫は口内炎が酷かったのですが、食べるときに痛むのか、時々痛そうな
鳴き声を出していました。
歯石にならないよう毎日、歯磨きなどのケアで歯垢を取り除いてあげられれば
よいのですが、なかなか難しいと思います。
歯垢・歯石対策用のドライフードや、おやつをあげてみましょう。

猫用食器もそろえましょう

猫さん専用の器 水飲み用と餌皿 をそろえましょう。
ある程度の重さと安定感のある素材がよいでしょう。
我が家でも使用していますが、陶器素材のものをお勧めします。
また、少し高さのあるものの方が、頭をあまり下げずに飲食できるので
猫さんにとっても使い勝手がよさそうに見えます。
仔猫さんの場合は、始めは浅めの小皿などで充分かと思います。
成長に合わせて高さのあるものをそろえていけばよいでしょう。

我が家で使用している猫用食器―水飲み用の内側には目盛りがついています

まとめ

まずは、その猫さんの年齢に合った総合栄養食を選んで与えるとよいと思います。
そのうち、ドライよりウエットを好んで食べるとか、ちょっと肥ってきたかな
などの変化が見られたら、相応のフードに変えてみましょう。
毎日観察して猫さんの健康管理をしてあげましょう。

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