猫さん迎え入れの準備 キャリーバッグ編

猫さんを迎え入れるにあたり、色々と準備するものがたくさんあって
大変だなぁと感じているのではないでしょうか。
最後の必需品 キャリーバッグについて記したいと思います。

キャリーバッグ/キャリーケースいろいろ

プラスチック製

扉もしくは蓋がついた箱型のプラスチックケースに持ち運び用の取っ手が
ついているものです。
頑丈で、猫さんが入っても形状が崩れず安定姿勢が保てるため移動中も安心。
それ自体の重量がかさむことが少々難点と言えるかもしれません。

キャンバス生地・ナイロン生地製

生地はそれぞれ厚手でしっかりしたものなので、耐久性に問題はないでしょう。
プラスチック製と比べると軽量で、手提げ型の他にショルダーバッグ型、
リュック型など、バリエーションがあります。
大きさは、猫さんの体長、体高、体重などを測定し、サイズの合ったものを
準備しましょう。

我が家には現在2匹(どちらも体重3.5kgくらい)いるので、2つ用意してあります。

必要なのはどんな時?

通院

迎え入れ時の猫さんの年齢にもよりますが、これから10年くらいは
一緒に生活することになります。

どんなに若くて元気そうな猫さんでも、1年に1回は動物病院で
健康状態をチェックしてもらうことをお勧めします。

病院に連れていくときに、そう、キャリーバッグの登場です。

動物病院には様々な動物がやってきます。
喜びいさんでやってくる子はあまりいません。大体は不安定な精神状態で、
パニックを起こす寸前の子も、あるいはもうパニック状態に陥って
不安で鳴き続ける子もいます。

ほぼそういう状態の子たちが待合室に集まっているわけですから、
脱走や、お互いに攻撃して傷つけ合うなどの事故を防ぐためにも、
キャリーバッグに入れたまま、診察時以外は出さないのがよいでしょう。

災害時

ケージと同じく、災害時に大変役に立ちます。

脱走を未然に防ぎ、安全に保護することができます。
避難所に一緒に避難できる場合はそのまま移動できますし、
ケージがない場合は窮屈な思いをさせますが、そのままキャリーバッグ内で
暫く過ごしてもらうことになります。

入って欲しいときに入ってくれない(涙)

病院に連れて行くとき、災害時に必要になるということなのですが、
そう頻繁にあることではないので、いざ使うという時に、入ってくれないん
ですよね、猫さん。

我が家の姉妹猫を初めて病院に連れて行こうとしたときはもう大変でした。

ダイニングテーブルの下やソファの下に逃げ込んでしまい、まずなかなか
捕まえられない。やっとのことで捕まえても、すんなりとキャリーバッグに
入ってくれません。

我が家のキャリーバッグはナイロン製のリュックタイプ(写真上)で、
上部にある出入口(蓋)から入れようとしましたが、大きな声で鳴きながら
後ろ足2本で踏ん張って断固入室拒否。大暴れした末に私の腕を踏み台にして
ものすごい勢いで逃げて行きました。
その後数週間、私の腕には大きなひっかき傷が残ったのでした…

まとめ

飼い主の皆さん、キャリーバッグは使う時以外は押し入れの奥にしまい込んで
おくということではいけません!

前述の私のように、必要な時に使えなければ意味がありません。

災害時に速やかにキャリーバッグに入れることができず、逃げ遅れたり、
最悪、置き去りにしてしまうようなことになったら、もう後悔しか残りません。

普段から猫さんたちの目のつくところ、リビングや猫さんコーナーに
置いておいたり、使い慣れた毛布やタオルなどを敷いてベッド代わりにして
みたりして、慣れさせておく必要があります。

キャリーバッグに入る=嫌なこと、怖いことが起こるという連想回路を
断ち切ってあげましょう。

キャリーバッグを使って遊んであげるとか、おやつをあげるとき、
キャリーバッグ内に置いてあげるなど工夫して、キャリーバッグと楽しいこと、
嬉しいことを結び付けて記憶させましょう。

いざという時にサッと使えるように備えましょう。

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