病院(獣医さん)を探す
猫さんを迎えてから探してもいいと思いますが、人間と同じく、
かかりつけの病院はあったほうがよいでしょう。
“人間と同じく、”と書きましたが、私自身はというと、実は
基本 健康体で大病を患うことなく大人になったので、“かかりつけ医”
という文字は私の辞書にはありませんでした。
ですから、猫を飼い始める前は、完全室内飼いだから外猫と違って
他の猫となわばり争いでケンカしてケガをするということも
ないだろうし、病気をもらってくるということもないだろうから
病院にお世話になることなどそんなにないだろうと高を括って
いました。
それが意外とそうでもないんですよね、猫さん。
先代猫は迎え入れ時、風邪をひいていて口内炎が酷く、よく痛そうに
していたので可哀そうでした。
その口内炎は風邪が原因かと思っていましたが、抗生物質を飲ませて
風邪が治っても完治することはなく、治まったり、ぶり返したりを
繰り返しましたので、結局病院には随分とお世話になりました。
猫さんは、“痛い”とか“辛い”などと言えません。
日頃から猫さんの行動をよく観察すること、できれば毎日体全体を
なでてあげてください。毎日が 問診・触診ですね。
飼い主さんがいち早く“変化”“異変”に気付いて病院に連れて行って
あげることが大切です。
大切な家族を託す病院(獣医さん)です。慎重に決めたいところですよね。
“近い”ということも大事な要素なので、インターネットでまず近隣検索
してみましょう。
いくつか候補を絞ったら、ホームページには色々な情報が公開されて
います。下記ポイントを確認しましょう。
診療日/時間、休診日
診療時間は午前と午後(夕方~夜)に分かれており、
土曜は午前中のみ診療、土曜PM日祝休診というところが多いです。
院内設備
レントゲンや手術対応可能程度の設備があればいいでしょう。
更に詳しい検査や対応不可能な手術が必要な場合は、対応可能な病院
を紹介してくれます。
各種医療費
どのような診療を受けるかによりますが、動物用の保険に入って
いない限り保険がきかないので高額になることもあります。
カード払い可のところもありますが、予め確認しておくとよいでしょう。
獣医師、動物看護士
獣医師の顔写真、経歴、診療方針などを公開しているところもあります。
お顔や、自己紹介の文面などからも人となりは伝わってきますので、
参考にするといいと思います。
これから先10年くらいのお付き合いになります。
“ここなら安心して任せられる!”信頼できる病院/獣医さんと出会える
といいですね。
ペットシッターを探す
ペットシッター?
動物を飼ったことがない方にはあまり聞きなれない言葉かもしれません。
ペットシッターとは、飼い主不在中に代わりにペットのお世話をして
くださる方のことです。
我が家も、2日以上家を空けるときは、ペットシッターさんにお願いします。
ペットホテルに預ければいいのでは?と思う方もいらっしゃるかと
思いますが、猫さんの場合は犬と比べ、環境の変化(なわばりの外に出ること)
により強いストレスを受けやすいため、それは避けてあげたいのです。
お家が やっぱり 安心するよね
ペットホテルでは、他の動物のニオイがたくさんする狭いケージの中で過ご
さなければなりません。これは猫さんにとって過酷です。
お留守番をしてもらうことになりますが、せめていつもの場所で遊んで、
ごはんを食べて、いつものベッドで寝起きして・・・という変わらぬ日常
をなるべくストレスを感じることなく過ごせるよう、ペットシッターさんに
足を運んでもらう方が、猫さんにとってはよいのではないかと思います。
初回お世話の前に打ち合わせを兼ねて面談がありますので、その時に
“なんか違うかも・・・”と思えば断って違う人を探せばいいと思います。
1日1回のお世話(トイレ掃除、水替え、エサやり、おもちゃ遊び)は
2,500~3,000円/匹です。
依頼期間中、毎日お世話報告(写真および動画付き)をしてくれます。
このサービスは特に気に入っています。
ただ、家のカギを渡すことに抵抗がある人にはお勧めしません。
初回打ち合わせの際に、“見極め”が必要になりますね。
まとめ
我が家の猫たちは、獣医さんにもペットシッターさんにも本当にお世話に
なっています(いました)。
我が家は引っ越しが多くて、特に先代猫には随分と負担をかけてしまったかも
しれませんが、不思議と先々で、いい先生やシッターさんとめぐり合うことが
でき、ご縁に感謝しています。(やはり動物好きに悪い人はいない!と確信)
飼い主さんには、大切な猫さんに、いい獣医さん、シッターさんを見つけて
あげて欲しいと思います。