こんにちは、Izumiです。
昨今の猫人気は勢いが止まりませんね。
幼いころから猫好きの私としては、“やっと来たか!?”という感じで
そのまま嬉しいこととして受け止めています。
幼いころは、犬や猫の飼育禁止の団地住まいだったので、飼いたくても
飼えませんでした。
月日がたち、念願叶って、初めて猫と一緒に暮らし始めたのは
2006年晩秋 ― 保護猫を譲り受けました。
まずは譲り受けるまでの経緯を綴りたいと思います。
ペットを飼おう
家族構成は夫婦ふたりきり子供なしで、ペット飼育可のマンションに
引っ越すことになったので犬か猫を飼おうということになりました。
実は最初のうちは、犬の線が強かったのです。
しかし、当時ふたりともフルタイム勤務しており、毎日の散歩は難しい
だろうということが予測されました。
人間の都合で犬にストレスを与えることになっては可哀そうだということで
猫に決めました。
飼うからには、きちんとお世話をする責任が飼い主にはありますからね。
そこ、とても大事なところです。
猫のカタログ
猫を飼おうということに決まると、早々に夫が“猫のカタログ”なるものを
入手してきました。
可愛らしい写真とともに、体型や毛種などの特徴や性格について
見開き2頁にわたって種類ごとに綴られていて、とても参考になりました。
ただひとつ、どうしても気になったのが、
ペットタイプ 50,000円~100,000円、ブリードタイプ 100,000円~180,000円
のような記載でした。
命の値段です。
里親募集サイトを発見
残念ながらその当時(2006年)はペットを飼うならまずはペットショップへ!
という考え方が主流だったと記憶しています。
恥ずかしながら、私も実際に、ペットショップへ足繁く通っていました。
インターネットでも色々調べることがあり、“里親募集サイト”を見つけました。
野良猫や捨て猫、保健所に収容された子を引き出し、保護して里親さんへ
送り出すボランティア活動をされている方々の存在を知ることに。
最近では、関係者の方々の地道な活動がみを結びつつあり、ペットショップで
命に値段をつけられた子を購入するのではなく、里親になるという形で、
猫を家族の一員として迎えるという選択肢が一般に認知されてきました。
“保護猫” “里親” “譲渡会”というような言葉も広く知られるようになりましたね。
ペットショップにいる子たちももちろん可愛いですが、何十万円で命を買う
ということに対して違和感を憶えても、納得することはどうしてもできませんでした。
私たちは里親になることに決めました。
個人ボランティアさんを訪ねる
いくつかの里親募集サイトを閲覧し、ある個人ボランティアさんが保護している子に目がとまり、里親希望の旨を伝え、面談の予約をして、指定された日に
会いに行きました。
当日は、お目当ての子はもちろんのこと他の保護猫さんたちにも会わせて
もらいました。
ゆっくりと1時間くらい時間をかけて一緒に遊んだり、だっこさせてもらったり
して触れ合いを通じて、相性を確認。
そしてこの機会に猫さんをよく観察しましょう!
自ら近寄ってきてなでなでを要求する人懐っこい子もいれば、
警戒心がまだ解けず人見知りで、知らない人を見ると隠れてしまう子もいます。
なでさせてはくれるけれど、だっこは嫌いな子もいるでしょう(コレ、ウチの子ですが)。
サイトで見つけたときの“直感”も大事ですが、やはり自分の目で見て手で触る
“実感”が決め手になりますよ。
加えて、募集サイト内にも予め説明書きはありますが、
保護期間中にかかった医療費、ワクチン代、去勢/不妊手術費用は
保護主さんが立替え払いしていますので、譲渡の際に相当額をお渡しします。
金額は、かかった病院や受けた検査、治療によりますが、10,000~30,000円
くらいです。
晴れて家族の一員に
お見合いをして相性を確認、さらに医療費を確認、納得したら
譲渡契約を結びます。
医療費負担に加え、完全室内にて終生飼育、年に一回のワクチン接種、
定期報告義務など同意の上、書面にサインをします。
その日に連れて帰ることはできません。後日、我が家に送り届けてくれます。
1週間程度のトライアル期間を問題なく過ごせたら、正式譲渡。
晴れて家族の一員となるのです。
ようこそ我が家へ!
No cat no life の始まりです。
まとめ
猫を飼おうと決めてからこの子がやって来るまで、約半年かかりました。
何しろ初めて迎える子だったので…時間がかかった方だと思います。
ペットショップ巡りから始まったペット探しでしたが、“保護猫”の存在を知り、
この子を家族として迎え入れることができて本当によかった。
たくさんの幸せを運んできてくれました。
この“出会い”に心から感謝しています。ありがとう。
皆さんにも、きっと素敵な運命の出会いがあると思います。
それが、保護猫さんだったら嬉しいです。