家族に迎え入れたいと思う猫さんを見つけたら

数多くの里親募集サイトを閲覧する中で、「この子だ!」という猫さんを見つけたら、
早速そのサイトからコンタクトを取ってみましょう。

ウェブサイトから申し込む

希望の猫さんについての公開情報をよく確認の上、里親希望の旨を申し出る(申し込む)。
折り返し、日程調整連絡がきますので、訪問日時を決めます。

施設訪問見学

猫さんが保護飼育されている施設を訪問します。
個人ボランティアの場合、個人宅であることもあります。
スタッフの方に詳しいお話を聞いたり、実際に触れ合ったり、じっくり観察をして、
猫さんとの相性を確認しましょう。

里親希望者にはとりあえず施設に足を運んでもらい、
その時に在籍している保護猫さんの中からご縁のある子を見つけてください
というスタンスで進めるところもあります。

お目当ての子以外にももしかしたら 赤い糸 で結ばれている子がいるかも
しれません。
ゆっくり時間をかけて色々な子と触れ合ってみるといいと思います。

この子と家族になります ~譲渡契約を結ぶ前に越えるべきハードル~

実際に会って、触れ合って、他の猫さんとどんな風に遊んでいるか観察して、
やっぱりこの子と家族になります!と決めたら、譲渡契約を結びましょう。

その前に!里親になるには資格条件等がありまして、意外とこれが細くて
ハードルが高いのです。

まず、ペット飼育可住宅にて完全室内飼い終生飼育―これは大前提になります。
加えて、年一回のワクチン接種など、健康管理をきちんとすること。
家族の一員として迎え入れるのですから、言わずもがなという感じですが。
子供と同じですよね。

しかし、これらを守れるとしても、単身者、高齢者、同棲カップルの方は要相談
というケースもあります。

そして、不妊去勢手術などの医療費およびこれまでの保育費用の一部負担金を
支払い、契約書/同意書への署名とあわせて身分証明書の提出
も求められます。

こんな感じです。結構ハードル高いでしょう?
こんなに制限が多いから里親希望者の足を遠のかせているのではないかと
批判的な意見も確かにあります。

でも、これが、「命を預かる」ということの責任の重さなのでしょう。
クリアしなければいけない必要最小限/最低限の条件なのでしょう。

以前にも述べましたが、保護猫さんというのは、飼い主に捨てられた、
多頭飼い崩壊現場や被災地から救出された、安楽死処分や行政処分寸前で
ボランティアさんに引き出されたなど、心も体も深く傷ついている子たち
です。

もう2度と人間の都合で傷つけられてはならないのです。
この過酷な運命を生き抜いてきたこの子たちには、優しい家族に迎え入れて
もらい、これからは幸せに暮らしていって欲しいから、
里親さんには、愛情を注いでもらうのはもちろんのことですが、同時に
“責任”が生じるのだということをしっかりと自覚してもらう必要があるのです。

「保護猫さんを引き取る=命を預かる」ことに伴う責任の重さを受け止める覚悟、
そしてその責任を果たす覚悟はできていますか?
契約書・同意書にサインする前に、しっかり「命を預かる責任」と
向き合いましょう。

家族になろう ~譲渡契約にサイン~

覚悟が決まったら、もう一度、内容をよく確認の上、契約書/同意書にサイン
しましょう。

さあ!これで晴れて猫さんはあなたの家族の一員になります。
あとは、猫さんがお家へやって来る日を指折り数えて待つのみです。
猫さんとの生活がスタートします。大切にしてあげてくださいね。
きっと、あなたが注いだ愛情の何倍もの幸せを返してくれますよ。

まとめ

里親になるための資格条件についての件で、怖気づいてしまった方も
いらっしゃるかもしれませんが、動物を飼うということは、それくらい
重大事なのだとの認識が必要です。
自分の中でしっかり受け止め、納得してから契約書・同意書にサインして
猫さんを迎えましょう。

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